1992年度 大学入試センター 第3問

  1. 訳例(直訳)
    ホフマン氏「いつ次の電車はボンに行きますか」
    駅員「早朝6時30分」
    ホフマン氏「それは今日はこれ以上接続がないことを意味しますか」
    駅員「申し訳ありません、そうです。しかし貴方はタクシーを取れます。ボンまで確かに遠いですが、しかし・・・」
    ホフマン氏「いいえ、ありがとう、それは私には高すぎる。それならホテルに泊まったほうがいい」

    訳例(意訳)
    ホフマンさん「次のボン行きの電車はいつですか?」
    駅員「朝の6時30分です」
    ホフマンさん「つまりそれは今日はもう電車がないということですか?」
    駅員「申し訳ありませんが、その通りです。しかしタクシーなら利用することが出来ます。確かにボンは遠いですが・・・」
    ホフマンさん「いや、ありがとう。それは高すぎる。それならホテルに泊まったほうがいい」

    問1 1 sechs Uhr dreißig
    時間の読み方の問題。慣れていれば自然にsechs Uhr dreißigと読んでしまい、考えるまでもない。要は知っているか知らないか、というだけ。ただ、これを知らないとなると明らかな勉強不足。

    問2 3 お気のどくですが、そういうわけなんです。
    ドイツ語を読めれば分かる。

    問3 4 Taxi
    変な問題だと思う。強いて言うなら正解はTaxiしかないのだが、これもそんなに強く言えるか?こういう問題は前文までの流れから文意で強調されそうな単語を選ぶことになる。しかしこの流れはどの単語も弱そう。ある意味、切り返しのaberが一番強いとも考えられないが接続詞だからそれはない。結果としてTaxiしかないのだが、これを強調していうのはこの駅員はかなり嫌味な奴だと思う。まあ、夜に「次の電車はいつですか?」と聞かれて、明日の朝の始発を言うような奴だからそんな性格だ、ということだろうか?さすが、センター試験は奥が深い。

    問4 2 übernachte
    Dann übernachte ich lieber im Hotel.
    副詞dannで続く文は主文を導く。よって、dannの後には動詞がくる。

  2. 訳例(直訳)
    二人の学友が再び何年も後に出会った。
    「私はそんなに嬉しい、君に再び出会ったことが!最後の年に私は新聞を通してだけ君の成功を知った。君は多くの旅の途中で歌手をして、その上ニューヨークで君はすでに歌ったらしいね!世界と知り合いになるのは素晴らしいことではないか?」
    「確かにその通りだ、しかし絶え間ない旅行はとても大変で、そして私は家族に少しだけでも会うことが出来ない。よく私は少し多い休みを見る」

    訳例(意訳)
    学生時代の友達二人が数年ぶりに再会した。
    「私は嬉しいよ、君に再会できて!最近では私は君の成功を新聞で知るばかりだった。君は歌手として様々なところに行き、さらにはもうニューヨークでも歌ったらしいね!世界の人たちと知り合いになるのは素晴らしいことだよね?」
    「確かにその通りだ。しかし旅行が絶え間なくてとても疲れるし、家族に少しも会うことが出来ない。よくもう少し休みを取れればと思うよ」

    問1 1 daß ich dich wieder einmal treffe
    解説を色々考えたが、「ドイツ語を読めれば分かる」という結論に尽きる。これが分からない人はここの解説よりもしっかりしたドイツ語検定4級の参考書を見るべきであろう。

    問2 4 Da hast du schon recht
    1. そこで君は右に行く
    2. 君はその上で安全に権利を持つ
    3. それは正しい道だ
    4. そこで君は既に正しい

    問3 3 ich finde nur wenig Zeit für meine Familie
    1. 私は私の家族の世話をしていない
    2. 私は私の家族を養うお金を持っていない
    3. 私は家族のためにわずかな時間だけ見つける
    4. 私は家族を滅多に訪ねない
    下線部のみで判断するとどれも正解になり得る。全体の文意で読み取る。kümmernは世話をするという意味があるが、直接「世話をしていない」というのではなく、「世話をする時間がない」というのが趣旨。よって「世話をしていない」と断定している1は誤り。根本的に2も誤り。4は惜しいが、世話をするという部分に触れられていない。問題は「最も適当なもの」のため、3が正解になる。

    問4 3 もう少し落ち着いた生活をしたくなることがよくあるよ。
    文意を読み取れれば分かる。分からない人はドイツ語文と上記の訳例を比較するように。