訳例(直訳)
小さな子供たちはいつも尋ねる。「なぜ?」
私たち母親は子供たちの質問に可能な限り答えるか、少なくとも注意深く彼らの言うことを聞くべきだ。それは彼女がちょうど適合してもしなくても同じである。しかし私たちから誰がまだ一度も絶望しないで子供たちの永遠の「なぜ質問」に向き合うだろうか?私たちの子供のこのような質問に対応する死の道がある。
私たちは言葉で( 40 )子供たちに運ぶことが出来る。「何という馬鹿な質問!」もしくは私たちは聞くことが、つまり何度も質問が拝聴をお願いすることが出来る。さらに私たちは私たちが可能限りよく、質問に答えることが出来る。
母親そこでどんな場合も嘘をつかないほうがいい!私たちが答えを知らないとき、私たちは静かに言うべきだ。「私はそのことについても答えを持っていない、 私の子供」その子供たちは、母親の正直を評価することを学ぶであろう。そしてこれらの( 44 )知識は母親と子供のよりよい理解を導く。
母親が子供の質問にほとんど興味を示さず、まずまったく答えを追求しようとしない場合、恐らく質問が奪われたために、子供は後もその中に知覚を見ることはないだろう。子供は学生時代にこの教育上の誤りによってどれだけのものを失うだろうか!
私は彼らにとっておろかな質問はない、あらゆる人間を喜ぶ。
訳例(意訳)
小さな子供たちはいつも「なぜ?」と質問をする。
私たち母親は子供たちの質問に可能な限り答えてあげるか、少なくとも注意深く耳を傾けてあげるべきであろう。子供たちが母親に注意を示すかどうかは問題ではない。しかし母親の誰しもが一度も絶望せずに「なぜ?」という子供たちの永遠の質問に答え続けられるわけではない。これが私たちの子供のこのような質問を終わらせるときなのだ。
私たちは「馬鹿な質問をするな!」という言葉を用いて子供たちを黙らせることが出来る。もしくは往々にして質問がただ母親の注意を引こうとするだけのものであることから、私たちは耳を傾けることも出来る。そうでなければ、私たちは質問に対して自分の範囲内で可能な限り正しい答えを出すことも出来る。
母親はいかなる場合においても、質問に対して嘘を言うべきではない!もし答えが分からなければ、静かに「私にも答えが分からないよ」と言った方がよい。子供たちはそこで母親の正直さを学ぶであろう。そして母親も全てを知っているわけではないと知ることは、母親と子供のよりよい理解へとつながっていく。
母親が子供たちの質問に対してほとんど興味を示さず、まったく答えようともしない場合、子供も将来自分の質問の中から知識を得ることはないだろう。また、子供がこの教育の失敗のために、学校生活でも失ってしまうものはいかほどになるであろうか!
私は無駄な質問は存在しないということが出来る人々に讃辞を述べたい。
解説
問1 4
下線部の意味を問う問題。下線部は疑問文であるのに対して、選択肢は全て肯定文。また下線部は関節表現のため、直訳のまま文意を理解することは困難。従って下線部の直訳から派生可能な意訳を選択肢から選び出すことになる。文を直訳すると「私たちの誰が一度も絶望せずに永遠の子供の「なぜ-質問」に向き合うだろうか?」となる。直訳では理解困難なのは上に書いた通りだが、この理解困難な直訳から意味が外れることない意訳を選択肢から選び出す。1.は「母親ならだれしも疑問に思ったこと」という部分が異なる。永遠の質問は子供たちが出すものであり、哲学的なものではない。2.は「母親ならだれしもその答えのくだらなさに失望したことが一度はある」という部分が異なる。verzweifeltが「失望」の意味を持つが、文の中では「一度も失望せずに」とnichtで打ち消されている。3.は「母親なら誰しもそのことで子供と意見が対立したことが一度はあるだろう」という部分が異なる。gegenüberstehenをgengenüberとstehenから判断して「対立する」と考えてしまった場合に選んでしまいそうな選択肢。覚えていれば問題ない。覚えていなかったとしてもさすがに文意からおかしいと判断して欲しい選択肢。
問2 2
空所補充問題。文法ではなく文意から空所に適する単語を推測するタイプの問題。この手の問題は解釈によって解答がいくらでも推測できる。従って文脈をある程度理解した上で選択肢を一つずつ検討するのが妥当な考え方となる。文脈は「私たちは『何て馬鹿な質問!』という言葉を用いて子供たちに( 40 )を与えることが出来る」というものになる。次に選択肢は1.称賛、2.沈黙、3.解答、4.感謝のいずれかとなる。あとは説明するまでもないだろう。
問3 2
下線部の意味と一致する選択肢を選ぶ。当たり前だが、下線部の意味とそれぞれの選択肢が理解出来ていることが前提になる。逆に言えば前提が全てである。つまりドイツ語が読めれば解ける問題。下線部のドイツ語は少し複雑。eine Frageが主語、istが動詞。ここまでは単純。次にnurで限定の条件を帯びたeine Bitteが補語となり、ここまでで「質問はお願いのみである」という文意となる。次に文全体にかかるhäufigを加えて「質問は度々お願いのみである」となる。さらにum Aufmerksamkeitだが、umが少し複雑。単純にumは「~の周りに」と訳しがちだが、ここではum + zu不定詞の形で使われる「~のために」の意味をとり、「質問は度々注意のためにお願いのみである」となる。このままだと一見意味不明だが、これが意味不明であるならばそれが力不足。これを意訳すると「質問は往々にして注意を引くだけのために行われる」という意味になる。この内容に一致する選択肢を選ぶだけ。選択肢の内容は以下の通り。
1. よく子供は母親のお願いを忘れないようにするだけのために、質問をする
2. よく子供は母親がもっと彼らに関心を持つようにするだけのために、質問をする
3. よく子供は母親についての何らかの興味を知るだけのために、質問をする
4. よく子供は母親にとっていい子で気の利く子供であろうとするだけのために、質問をする
問4 1 soweit
下線部の熟語に置き換えられる選択肢を選ぶのみ。単純な問題。soはよく「それほど」と訳されて程度を意味するが、so...daß~構文に示されるように、どの程度か直後に示されている場合が多い。この文も同じパターンで「so gut」(それくらい良い)→どれくらい?→「wir es können」(私たちが可能な)→私たちが可能な限りで、ということになる。従ってその意味になるのは1のsoweitのみ。
問5 4 母親が子供の質問に答えられないことを素直に認めること
ドイツ語が読めれば分かる問題。下線部の意味と、その内容を本文から導き出す。上記訳例を見れば分かるだろう。
問6 2 daß dir Mutter auch nicht alles weiß
空所補充問題。前後の文脈を把握した上で、空所に入るべき選択肢を選ぶ。選択肢を見ればdieses Erkennenを修飾するものと分かる。指示代名詞diesesがあるのだから、Erkennenの具体的内容はすでに述べられているのであって、その具体的内容も含めて矛盾のない修飾内容を選べばいい。具体的内容は訳例を見れば分かる。
1. 母親がいつも正しく答えること
2. 母親も全てを知らないこと
3. 母親が全てをよく理解していること
4. 母親もたまに嘘を言うこと
問7 3 母親が子供の質問に関心を示さず、答えてやろうとしないこと
指示代名詞の具体的内容を問う問題。下線部はErziehungsfehlerという少し難しい単語が含まれているが、これはErziehung(教育)+Fehler(失敗)の複合語で、高得点を狙うならこれくらいは理解してほしい単語ではある。ただ、意味が分からなくても正答は可能。要するにdieserは指示代名詞ですでに述べられた内容を示すのだから、その内容に矛盾しない選択肢を選べばいい。3以外の選択肢はどれもdieserが示す内容の中に含まれてはいない。もちろんErziehungsfehlerの意味が分からない限り「絶対に正解」という確信には至れないが、
それでも一応解答は出せる。高得点を目指すとこんなに甘くはない。基本は勉強すること。
問8 3 だから、くだらない質問というものはそもそも存在しないと考えている人がいると、私はうれしくなる。
下線部の内容に一致するものを選ぶ。良問。下線部には複数の文法の形式が絡まっていて、正確に文法を理解していないと訳出することが出来ない。主文は問題ない。副文はまずfür denで始まる。denの内容はMenschenを示すため、主文と組み合わせると「~という人」となる。どのような人かを副文は述べるわけだが、es gibtの構文になっているため、本当の主語はkeine dummen Fragenとなる。つまり「彼らにとっておろかな質問はない人」となり、「そのような人を私はうれしく思う」という主文につながる。従ってこれに一致する3が正解。
問9 2, 4
内容一致問題。本文の意味を把握できていれば、すなわちドイツ語を読めれば解ける問題。選択肢の内容は以下の通り。
1. 馬鹿な質問には馬鹿な答えがあるのみだ。
2. 母親は子供たちの質問に対して答えることが出来ない時でも、嘘をつくべきではない。
3. 母親は子供の期待を裏切らないために、多くのことを知っているべきだ。
4. 子供たちの言うことを注意深く聞く母親は、子供たちとよりよい関係を持つことが出来る。
5. 母親が学校の教育に興味を持つことは、子供たちに取ってとても重要である。
6. 学校でまったく質問をしない子供たちは、いつも馬鹿なわけではない。
単語・熟語
- jm. aufmerksam zuhören: ・・・の言葉に注意深く聞きいる
- gegenüberstehen: (jm. / et.³)(・・・に)向き合って立つ
- verzweifelt: 絶望した、絶望的な
- ewig: 永遠の
- verscheiden: 死ぬ
- häufig: たび重なる
- Schweigen: 沈黙
- ruhig: 静かな
- Ehrlichkeit: 正直
- Sinn: 知覚
- wieviel: どれだけ〔の数の〕
- Erziehung: 教育
- sich⁴ über et.⁴ freuen: (すでに起こった事柄やその結果に関して)・・・を喜ぶ〈うれしく思う〉
- enttäuschen: (jn. /et.⁴)(・・・の)期待を裏切る
- Beziehung: 交際


